今回は、我が家の息子(子ぐま2)が、野球を6年の最後までやり遂げながら、国立中学に合格するまでにやってきたことをお伝えします。
“勉強は楽しい”という意識育て
上のリンクの記事では、小6からの1年間の受験勉強で国立中学に受かった息子の話を書いていますが、実は、それ以前に、小5の1年間だけ、息子は地元の塾の小学生コースに通っていました。
と言っても、この塾の小学生コースは受験対策は一切していない、あくまでも楽しく勉強ができる塾。
基本的な計算問題や漢字の勉強、世界地図の暗記や、早押しクイズ大会。
本人はノリノリで、すっかり自分は勉強ができると思い込んでいました(笑)。
ですが、当然ながら、中学受験とは程遠いカリキュラム。
大好きだったその塾をやめて、大手個別塾の門を叩いたのが、小5の終わりの2月でした。
入塾テストでは、5割程度しか取れなかった記憶があります。
それも当然ですが、それでもなんとか5割取れたのは、地元の塾でつけた基礎力とZ会の通信教育 小学生コースのおかげでした。
もし、やってなかったら、きっと1割程度しかできなかったかもしれませんね。
5割取れてなんとか入塾できたといっても、勉強ができると思い込んでいた本人は、ちょっとショックだったはずです。
ですが、今思えば、その悔しさが野球小僧の負けん気に拍車をかけたのだと思います。
それに、5年生の1年間通っていた地元の塾の経験やZ会の経験がなければ、そもそも勉強する気にもなっていなかったかもしれません。
地元の塾で、「勉強は楽しいことだ」と感じられていた体験は、本当に貴重なものでした。
読書の習慣
野球小僧だった子ぐま2は、小学生時代はそこそこの暴れん坊タイプで、家でじっと大人しくしていることができませんでした。
なので、本を読む習慣をつけてあげることはできませんでした(涙)。
ですが、コロナ禍に入り、自宅待機が義務付けられたのがきっかけで、読書習慣をつけることに成功しました!
自宅待機が長かった時、夫と積極的に、こんな本を与えました。
守り人シリーズは、全巻揃えて、かなりハマりました。
大人も楽しめるとても素晴らしい作品です。
次から次に読みたくなるので、全巻大人買いをおすすめしますよ♩
ハリーポッターシリーズも同じく、全巻ハマって読んだ後に、この舞台脚本が気になって読んでいました。
学校で朝の読書の習慣をつけてくれたことも良かったです。
夏休みには、この本を読みたいといって本屋さんで買いました。
映画にもなっていましたが、荒俣宏さんの文章で読めるのもいいですね!
現代文の解き方となると、読書量だけではなくて、いくつかのコツを掴むことも大切です。
ですが、国語が得意か不得意かは、正直、読書量にかかっています。
算数でも理科でも社会でも、日本語の文章を読むことでしか問題は解けません。
野球小僧だった子ぐま2が、小学校高学年で読書が好きなれたことは、確実に合格を後押ししてくれたと思います。
奥の手!賞金制
賞金制については、賛否両論あると思いますが、競争意識を煽って、勉強に集中させるためには、実は結構効果的。
賞金といっても、実際にお金をあげるわけではなくて、ゲームの時間を30分増やすとか、10円単位でお小遣いをアップするとか、ちょっと大きな山を越えられた時には、フィギュアを買ってあげるとか、そんなことでした。
ポイントは、本人が勉強にやる気を持っているかどうかです。
本人がそもそもやる気がなくて、勉強に熱が入ってないときに、賞金制にすると、勉強をなめてしまったり、賞金(賞品)が手に入ったとたん、気が緩んでしまうこともあります。
本人が勉強に前向きで、努力できるときの賞金制は、さらに調子が良くなることがあります。
繰り返しますが、賞金制の使い方やタイミングには要注意です。
将来についてイメージできる話をする
野球小僧だった子ぐま2は、小学校1年生からレゴのロボット教室に通っていたこともあって、小さな頃から、ロボット作りへの憧れを持っていました。
外に出るのが大好きな子ぐま2と違って、家にいるのが大好きな末っ子の子ぐま3は、このZ会のレゴプログラミングにお世話になりました。
レゴ(R)ブロックでプログラミングを学ぶ/Z会プログラミング講座 with LEGO(R) Education
当時、子ぐま2に、将来をイメージさせるために、家の中でよく話したことは、将来への道筋です。
- 理系だったら、国立の大学の方が設備もいいし、質の良い授業が受けられるはず
- 海外の大学院に行くこともあるかもしれない
- だとしたら、今何をしたらいいか?
- 国立大学の理系に行けるような高校をイメージする
- まだわからない未来だからこそ、いろんな選択肢を持っていた方がいい
- 今は存在しない職業がこれからますます出てくるはず
- 小さな世界を飛び出して、いろんな人と出会えて、刺激を受けられる学校を選ぶことも大切
などなど。
子ぐま2の姉である、長女の子ぐま1が、すでに高校受験を体験していたのも大きかったです。
姉の受験を見ながら、子ぐま2も受験に対して真剣になっていけたのだと思います。
安定した生活リズム
小学生は、勉強が大変だからといって、夜遅くまで勉強するのはあまりお勧めできません。
我が家では、小学生は、基本的には、21時〜21時半までには就寝しています。
朝も早くて、早いときには5時半くらい、遅くとも、6時には起きていました。
成長するたびに、寝る時間や起きる時間が少しずつ遅くなりますが、それでも、小学生のうちから安定した生活リズムを作っておくことで、大きく乱れることはありません。
中学受験はプロ講師1択で!
さて、子ぐま2は、個別にお世話になった件は、以下のブログで書きましたが、実は、その前にとある家庭教師プログラムに申し込んでいたんですね。
その家庭教師の会社は、約25年前、くま子が学生時代にバイトをした家庭教師派遣の会社でした。
申し込んでみると、Aクラス講師(質の高い講師)として、中学受験を経験のある大学生がやってきたのですが、どれだけ頭が良くても、やっぱり中身は大学生。
授業中にスマホをいじったり、何もサポートせずに、わからないまま放置して、何十分もして「どうだった?」と声をかけたりと、全く講師としての在り方がなっていませんでした。
次第に子ぐま2は、その大学生との授業を嫌がるようになりました。
そして、その会社に電話をしたら、あちらは平謝り。
代わりの先生を用意していただいのですが、それが、なんと熟練のプロ講師でした。
それくらいしないとお詫びにならないと思ったのでしょうね。
その熟練プロ講師は、親が期待する以上の講師で、子ぐま2は自信を取り戻しました。
ですが、結果的に5年生の2月からだと、週1のオンライン授業では間に合わないことがわかり、対面の塾に変えたのでした。
その出来事でわかったのは、小学生のうちは、しっかりした大人のプロ講師を選ぶべきだということです。
ちなみに、私は、子どもが中学生のうちまでは、大人のプロ講師が必要と思ってます。
それについてもまた、いつかしっかり書きますね!
プロ講師か大学生講師かは、塾の体制と、子どもの年齢によっても効果が異なります。
だけど、中学受験に取り組んでいる方は、ぜひプロ講師1択で選択してみてください。
大学生講師で痛い目を見た我が家ですが、そのことを知っていたら、あの時大学生講師は選ばなかったでしょう。本人が続けられるかどうか、あっているかどうかは、とにかくやってみないとわかりません。結果、数ヶ月でその塾はやめましたが、数ヶ月でも数万円はかかるわけですから、最初の数万円を投資するなら、安心できる専門家に投資すべき、、、というのは、我が家の失敗経験からの正直な気持ちです。
元SAPIX・日能研・四谷大塚講師が運営。プロ講師が個別指導。
塾なしは可能か?
時々塾なしでもいけると思ってる人がいますが、正直、それはかなりな賭けになります。
学力の面でもそうですが、受験は情報戦でもありますから、豊富な情報を持っている塾のサポートは非常に重要です。
親が無知なまま、学習教材だけで勉強をさせて、子どもが不合格になってしまった例をいくつも知っていますが、どの場合も言えるのは、子どもの学力の問題というよりも、親が受験について無知ということです。
少子化で、学校は子どもの取り合いになっているといいます。
ですが、学校は定員割れをするかと思いきや、中学受験は加熱しています。
2023年の首都圏の私立・国立中学受験は、受験者数が5万2千人を超えて、過去最高の数字となったようです。
学力戦だけでなく、情報戦でもある受験を乗り越えるために、経験豊富な塾やプロ講師を選ぶことをお勧めします。
塾選び、講師選び、本当に迷いますね。
学力の基礎作りをするため、実践力をつけるため、情報取集、さらに年齢による差など、その子の状況によって選択する優先順位は変わります。
それに、実際塾には、入ってみないとわからないこともたくさんあります。
くま家の経験が、皆さんの役に立ちますように。
賢く選択できる親になって、子どもたちの受験を応援しましょう!
☝︎今回のまとめ
- 勉強は楽しいという意識作りをする
- 直接的な受験勉強じゃなくても、勉強に前向きなれるプログラムがある
- 読書の習慣をつける
- 将来をイメージできる話をして、子どもの選択肢を広げる
- 安定した生活リズム(早寝早起き)
- 中学受験の講師選びはプロ一択