現在、大学1年生の我が家の長女、子ぐま1は、中学時代に不登校を経験しました。
厳密にいうと、中2の1月〜中3の9月頃まで、学校にはほぼ行けず、中3の10月からは学校に行き出しました。
この期間、親である私たちが、ただ見守っていただわけではありません。
不登校の状態によっては、積極的な親のサポートが必要な場合があります。
また、親自身の心の変化が、不登校解決のための土台となります。
感情に振り回されず、目的を明確にして行動する
学校問題の渦中にあった私たちは、当時、学校に対して憤ったり、絶望したり、本当に苦しかったです。
そうであっても、目の前で生じていることは、親ではなく、子ども自身の問題です。
正直、学校は、私たちがどんなに苦しくても、痛くも痒くもなかったでしょう。
当時、我が家の学校問題を解決に導いてくれた弁護士さんが、こんなことを言ってくれました。
学校への憤りはわかります。だけど、大事なことは、娘さんの健康と将来の幸せです。一旦学校への憤りは傍において、娘さんのためにやれることを、学校に求めましょう。
これは、親である私にとって、とても大事な気づきとなりました。
学校のせいにし続けない
我が家のように学校の対応が不誠実な場合、親が憤るのは当然です。
ですが、それは親の感情問題。
親が怒りに乗っ取られると、それが家族に影響して、さらに子どもを苦しめてしまいます。
まずは、親が何をすべきか、目的を明確化しましょう。
感情コントロールが難しいという方は、アドラー心理学1級講座からぜひ始めてみてくださいね。アドラー心理学とは、精神科医・アルフレッド・アドラーによって確立された心理学。「人間の悩みはすべて対人関係である」というアドラー心理学は、悩みの根本原因を見つけ、対応することができる、人生の幸せと豊かを教える学問です。
長期スパンで物事を捉える
不登校は子どもに生じていることで、親自身のことではありません。
だからこそ、どうしたらいいのかわからず、親も行き詰まってしまいます。
それは、暗闇の中を歩いているような状態。
ですが、あきらめず取り組むことで、数ヶ月で状況も大きく変わる可能性があります。
不登校を乗り越えた今だからこそ言えるのですが、我が家の場合、暗闇だったのは、9〜10ヶ月くらいでした。
長い人生の中のたった9〜10ヶ月です。
親があきらめたら、暗闇状態は長引き、さらに子どもの状態は悪化していくかもしれません。
とにかく今やれることをやっていけば、長い人生の中では、たった数ヶ月か、数年で終わる可能性があります。
親の目的は、子どもを学校に行かせることではなく、子どもの人生を輝かせるサポートをすることです。
子どもの人生という長いスパンで物事を考えることで、視野が広がり、選択肢も増えていきます。
娘が不登校の間、我が家が大切にしていたことは、学習のチャンスを与えることです。当時塾がなかったら、娘は復活できていなかったと思います。お子さんが無理なく続けられる塾や、教材を探して、学習を継続しましょう。考える力が、乗り越える力になりますよ!