現在、大学1年生の我が家の長女、子ぐま1。
中学時代(中2の1月〜中3の9月)に不登校を経験しました。
この期間は、親である私たちも、本当に苦しかったのですが、最後の最後まで、あきらめず行動したことが、解決につながりました。
今回は、その具体的行動についてお伝えしますね!
行動する前の親の感情と考え方については、以下の記事を参考にしてください。
「心配するな」「不安になるな」「学校に行く意味はない」を信じない
子どもが学校に居場所を感じられなかったり、教師に絶望していたり、そもそも、もう家から外に出たくもないと思っていると、親はとても不安になります。
「不安になるな」と言われても、不安になります。
それは、当然のことです!
だって、親の望みは、子どもが明るく健やかに生きていってくれることだからです。
ですから、「心配するな」「不安になるな」「学校に行く意味はない」というアドバイスに従う必要はありません。
心配してもいいし、不安になってもいいから、具体的行動をとりましょう!
子どもを放置していると、大学生になっても、大人になっても、結局は家に引きこもってしまうということが、起こってしまうのです。
我が家の行動
娘の回復のために、当時、我が家がとった具体的行動は以下です。
ちなみに、回復した後にやったこともあるので、それは、別途書きますね!
- 学校との連携
- 教育委員会への相談
- 弁護士への相談
- 平日の居場所探し(出席日数の確保)
- 塾や習い事との連携
行動できるようになるために、メンタルをしっかり整えることが大切!
くま子は、コーチングの仕事をしていますので、正直なところ、仕事のスキルが家庭に活かせて助かりました(涙)。
やってなかったら、今頃、どうなっていたか・・・。
心理学やコーチングは、今の時代、大人の教養として必須の学問と言えます。
行動することに自信がない方は、アドラー心理学検定1級講座から始めてみてください。
一生の財産になるはずです!
アドラー心理学とは、精神科医・アルフレッド・アドラーによって確立された心理学。「人間の悩みはすべて対人関係である」というアドラー心理学は、悩みの根本原因を見つけ、対応することができる、人生の幸せと豊かを教える学問です。
学校との連携
当然ながら、これが、最も骨が折れたことなのですが、最後まで、学校との話し合いをやめなかったことで、娘の高校進学までの道がひらけました。
こちらが聞かなければ、学校から出席日数の説明がされないことがあります。
私立高校の場合、出席日数はかなり重要視されますので、「心配するな」「不安になるな」「学校に行く意味はない」というきれいごとを信じていると、その先の選択肢が少なくなってしまうのです。
これは、「絶対に学校に行った方がいい!」「行くべきだ!」いう意味ではありません。
仮に、高校に進学しない場合でも、「あーあ、結局、出席日数足りなくていけなかった・・・。」じゃなくて、「条件は満たしてるから行くこともできるけど、自分のために行かない。」と決めることが大切です。
また、今の自分の内申点と学力で、どんな高校が選択できるのかを知ることは大事です。
さらに言えば、選択肢は多い方がいいのです。
お子さんの選択肢を狭めないために、学校との連携をあきらめないでくださいね。
※出席日数のことが気になる方は、不登校のこと、もうひとりで悩まないで!【すらら】をチェックしてみください!
教育委員会への相談
残念ながら、教育委員会へ相談しても、直接的に解決をサポートしてくれるわけではありません。
仮に、学校に不利な状況だとわかれば、教育委員会は、問題を隠したり、無かったことにして、保護者と子どもを突き放します。
ですが、学校との話し合いがうまく行かない場合は、学校に対して、「うちは行動します」とアピールするために、教育委員会に相談する価値はあります。
ある程度までは、教育委員会も学校に指導してくれます。
特に公立学校は、教育委員会の命令通りに行動しなければいけませんから、教育委員会に相談する価値はあるのです。
同時に、教育委員会は、「完全に状況がまずい」「これは思っていたよりひどい」「こっちが完全に悪い」とわかると、途端に保護者と子どもを傷つけるような態度をとることも、腹を括っておかなくてはいけません。
教育委員会にはお抱えの弁護士がいますから、素人では太刀打ちできません。
残念な状況ですが、これが現実。
ですが、ひるまず行動した我が家のことを、これからも書きますから、希望を持ってくださいね!
泣き寝入りせず、お子さんをしっかりサポートする方法があります!
弁護士への相談
学校問題は、弁護士さんにとっても、扱いづらい問題です。
いじめや体罰は、ビデオや音声などの物的証拠がなければ、証明できません。
また、正直、学校問題を請け負っても、弁護士さんにとっては、大したお金にはならないんですね。
ですから、弁護士と一口に言っても、学校問題に熱い方を見つけるしかありません。
地域の学校問題の第三者委員会などに関わっている方がいるはずです。
最初は市や区に設置してある子ども問題専門の無料相談にいってみてください。
そこで弁護士さんが、こちらの言い分に筋が通ってるとわかってくれたら、有料相談の提案をしてくれます。
相談料金は安いとは言えませんが、とんでもなく高額というわけでもありません。
私の場合は、初回の有料相談60分が11000円、その後、一緒に学校に出向いた時に33000円をお支払いしました。
我が家は、運悪く、学校の教師の問題に巻き込まれてしまい、学校と教育委員会のあり得ない対応に頭を悩ませてきました。
にっちもさっちもいかず、身動きが取れなかった状態でしたから、合計44000円は、出費する価値のあるものでした。
無料と言っても、一般向けの弁護士相談所はお勧めしません。上記理由から、ほとんど断られると思います。また、民間が運営しているところもお勧めしません。市や県が運営しているところにいきましょう。また、詐欺ビジネスには注意してください!「オンラインでワンコイン相談」などに登録すると、ワンコイン支払ったら音信不通ということも。人の弱みにつけ込んだ詐欺ビジネスがあるんです。許せないですね!
平日の居場所探し(出席日数の確保)
お子さんが、もし、今学校に行っていないとしたら、月曜日から金曜日まで、どんな生活をしていますか?
1日のスケジュールはどんな感じですか?
中には、昼夜逆転しているとか、一歩も部屋から出ない、家から出ないというお子さんもいらっしゃるかもしれません。
子どもの状態によって、やれることは変わります。
これは、あくまでも、昼夜逆転してない、食事や睡眠がしっかり取れている、学校以外の場所では明るいというお子さん向けの対応です。
とにかく、月曜から金曜日までのスケジュールを決めてください。
学校に行けない子どもたちが利用できる居場所はいくつか存在します。
わかりやすい解析結果と医師コメント【GIQ子ども能力遺伝子検査】
1. 学校の中にある別室を利用した別室登校(無料)
2. 地域が運営する居場所(無料)
3. フリースクールなど(有料)
2の地域が運営する居場所は、市や教育委員会が運営しています。
お住まいの地域で調べてみてください。
この3つを利用している場合、学校の出席日数としてカウントされることがほとんどです。
お子さんに状況を説明して、1週間のスケジュールをしっかり立てておくと、お子さんも自分の状況を理解できたり、考えたりすることができ、解決の方向に向かいやすくなります。
もし、お子さんが、家の外に出ることに不安があったり、昼夜逆転していたり、食事や睡眠が安定しない場合は、まずは、お子さんの心と体の健康を整える必要があります。
そんな場合のお子さんへの対応についても、この後書いていきますので、お待ちくださいね!
※今すぐ出席日数を確保したいという方は、不登校のこと、もうひとりで悩まないで!【すらら】をチェックしてみくださいね。
塾や習い事との連携
お子さんは、今、塾や習い事に通っていますか?
不登校のお子さんの中には、学校は嫌だけど、塾には行ける、とか、習い事には行けるという子もいます。
その場合、その場所との連携をしてみてください。
講師の皆さんも、意外と快く相談に乗ってくれますよ。
我が家の娘の場合も、普通の進学塾でしたが、むしろ気にかけてくれて、話を聞いてくれたり、「学校に行けないときは早めに自習室に来てもいいよ」とか「学校の子と会いたくないときは、塾を休んでもいいよ」とか、とても優しい言葉をかけてくれました。
大げさではなく、我が家の場合、塾の先生のおかげで、娘は不登校を乗り越えられたんです。
ただ学力を上げるためだけではなく、信頼できる大人との関わることができる塾に通うことも、成長につながりますよ!
※今は、不登校の子どもたちを専門にする、オンライン家庭教師サービスがあります。きっかけを作る!不登校専門オンライン個別指導を、ぜひチェックしてみてくださいね。出席扱いサポート制度ありとのことで、とっても助かりますね。
今回の記事が、今、まさに悩んでいる方の希望になれば嬉しいです。
今、もし、何をしていいか迷っているとしたら、今回ご紹介した5つをやってみてくださいね!
子どもは大人よりも、ずっと回復が早いです。フリースクールでお友達ができて、楽しみが増えると、本人も自信や希望を感じることができます。今は、こんなオンラインのフリースクールもありますから、今できそうなことから、道を開いっていってみてくださいね。