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あきらめないで!不登校解決のための心の改革

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ハート 不登校
心の変化が、状況にも変化をもたらす可能性

我が家の長女、子ぐま1(長女)は、高校では特進クラスに在籍し、部活では部長、委員会もこなしつつ、塾に通って、一般受験で、希望の大学に合格しました。

こんなに忙しく、ハツラツとした数年間を過ごしている娘ですが、中学時代には不登校を経験しました。

我が家は、ただぼんやりと娘を見守ってきたわけではありません。

積極的なサポートで、娘は回復しました。

以下の記事では、不登校解決方法の構造改革についてお伝えしていますので、ぜひご覧になってみてくださいね。

不登校解決法〜心の改革

心の改革とは、本人の内的なことで、感情や思考のことを改革するということです。

また、解決すべきというより、状態を放置しないで、体験を通して、心を動かしていくことが大事です。

対応には、親の人間力が問われます。

インターネットだけの情報ではなく、コミュニケーションスキルを本気で学んだり、心理について専門家から学んでみてください。

一度、親御さん自身が、自分の人生の棚卸を本気でやってみることを、本気でお勧めします。

「子どもの不登校のことなのに、自分のことを見ていくなんて、遠回りでは!?」と思うかもしれませんが、子ぐま1は、これによって10ヶ月間で不登校を終了しました!

子ぐま1の今があるのは、構造改革と心の改革の両方ができたからです!

子ぐま1が復活できたのは、私が心の基礎を学んだからです。ママ友に愚痴を吐いたり、占いに頼ったりするのではなく、しっかりとしたら、心の学びから始めましょう!アドラー心理学とは、精神科医・アルフレッド・アドラーによって確立された心理学。「人間の悩みはすべて対人関係である」というアドラー心理学は、悩みの根本原因を見つけ、対応することができる、人生の幸せと豊かを教える学問です。

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誰かを嫌いになる強さ

こちらの投稿で書いてきましたが、子ぐま1が通っていた公立中学は非常に荒れた環境でした。

悪態をつくMの家庭事情

クラスの女子、Mは、子ぐま1のことも、他のクラスメイトのことも、常に罵り続けていました。

多くのクラスメイトが、ストレスを感じていたと言います。

ストレスがピークになった頃に、子ぐま1は、Mのことを話してくれました。

三姉妹の真ん中っ子のMは、小学生の頃から母親に怒鳴られていたのを、子ぐま1は目撃していました。

末っ子は可愛がっているのにMのことだけを罵っている母親に、子ぐま1はショックを受けたと言います。

加害者を心配する被害者!?

子ぐま1は、Mのことを心配していたようでした。

話を聞きながら、Mの家庭環境に問題がある事はわかりましたが、だからと言って、私たちにはどうすることもできません。

嫌だったらMに怒ってもいいし、嫌ってもいいし、避けてもいいという話をすると、子ぐま1はハッとして言いました。

「私、Mを嫌いになっちゃいけないと思ってた」と。

「人を嫌いになってはいけない」なんて、聖人君子のような教育をしてきたつもりはありません。

ですが、振り返ってみると、人に優しくする事は教えても、誰かを避けたり、嫌ってもいいと、積極的には伝えてはこなかったかもしれません。

皆さんはどうでしょう?

不登校になる子の多くは、自分の気持ちをしっかり言えず、優しくて良い子が多い気がするのです。

ハートを持つ手
優しさすぎることが問題を生じさせることもある・・・

自分を守ることを教える

子ぐま1が、中1になっても、「人を嫌いになってもいい」とわかっていなかった事は、親としてかなり驚きました。

誰かを嫌いになることでは、何も問題は解決しませんが、嫌いになることで、自分を守ることができます。

子ぐま1は、いつも優しくていい子をしていて、自分を守ることができていなかったのでしょう。

ちなみにこの問題は、中1の担任がすぐさま解決に動き、Mが謝罪して、ひとまず収まりました。

謝罪を受けた後の子ぐま1は「謝って解決するとでも思ってるのかね!?」とちょっと強気になっていました。

それくらい、ふてぶてしく成長したことは、本人を強くしたと思います。

子ぐま1は、不登校の期間も、塾に通い続け、それが、不登校を止めて学校に戻るきっかけになりました。お子さんが不登校をしていたとしても、学習の機会を与えてくださいね。なぜなら、思考力を鍛えることや学習意欲を持ち続けることが、現状を変える本人の力になります。外に出るのが難しいという場合は、オンライン家庭教師との対話から始めるのもおすすめです。

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気持ちを整理し、意志を持つ

この記事でも書きましたが、子ぐま1の親友は、中学に入ってすぐに不登校になりました。

その子の場合は、学校の問題だけではなく、家庭環境も影響していたように思います。

子ぐま1の中2の担任は、子ぐま1に、不登校の友人の家に学校の帰りに毎日寄って、学校に来ように言ってほしいとお願いしていました。

家でそのことを話しながら、自分の気持ちをこんな風に整理していました。

「自分が辛くて学校を休んでいるとしたら、毎日友達が家に来るのは、プレッシャーを感じるだけ。私自身も担任に利用されている感じがして、嫌な気持ちがする。」

子ぐま1は、自分の意志で、親友の家に立ち寄る事はしませんでした。

子ぐま1は、親友の選択を尊重することで、彼女の味方でいることができました。

無責任な教師は、親が知らない場所で、子どもに心理的負担をかけていることがあります。

日頃から子どもたちと毎日の出来事や感情を話し合える関係を作っておきましょう。

大人だって、自分の気持ちが整理できずに悩むことがあるのです。

子ども1人では、自分の気持ちを整理できないのは、当然のことです。

子ぐま1が、学校に登校するまでには、フリースクールにもお世話になりました。週に1回のフリースクールで、素敵な先生や信頼できる友達ができたことが、回復のきっかけになりましたよ。外出には抵抗があるなら、オンラインのフリースクールからスタートしてみてはどうでしょうか。

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過去のやり残しを終わらせる

これは、まさにこの投稿で書いてきたことです。

子ぐま1が小学生時代、深刻な学校の状況で不安を感じていた時に、親として積極的に問題に対応できなかったことは、私たち夫婦がやり残したことでした。

すぐに動く!

中学に入って子ぐま1の問題が大きくなってからは、以前の10倍の勢いで関わってきました。

それによって、不登校は解決しました。

「モンスターペアレンツだと思われたくない」とか、「これくらいよくあることだ」と思って、子どもの学校の悩みに、すぐに対応しない親御さんも結構いると思います。

それもよくわかります。

我が家の場合も、子ぐま1は最初の子でしたから、どの程度動いていいのかわからず、右往左往していた時期がありました。

ですが、今は、学校で問題が生じたら、すぐに動くというのが、私たち夫婦のデフォルトです。

放置しない

とにかく、ほっといていいことなんて、何一つないのです!

今は、学校も、なんでもいいからすぐに言ってほしいと、懇談会などで親に伝えてくれます。

それは、社交辞令ではないのです!

小さなことだと思って放置すると、後から大きな問題になることを、学校も知っているのです。

もし、今お子さんが不登校だとしたら、何か解決されていないことが、過去に置き去りになっている可能性があります。

学校とは、子どもにとっての最初の社会です。

学校に不安があるとしたら、社会に不安があるということです。

親子で過去のやり残しを解消していくことは、子どもの未来を明るくします。

母と娘1
親子の対話が超重要

親の共感

子ども自身も、学校に行きたくない理由が、わからないことも多いです。

子どもに根掘り葉掘り真実を聞こうと思っても、子ども自身も答えることはできません。

まずは、親が、子どもを感じ取る姿勢がとても大切です。

また、ただ共感すること、関わることが、子どもにとって必要な場合があります。

これは、子ぐま1が小3の頃の話です。

ある時、クラスの女子が、ちょっと意地悪なことを言ってきたことがありました。

学校から帰ってきた子ぐま1は、こんな風に話してくれました。

ママ、●●ちゃんが、私に突然「あっちいって」って言ったんだよ・・・(悲)。

そうなんだね、ひどいね、でも、●●ちゃんは、本当は、あなたと仲良くしたいんじゃない?

ママ!●●ちゃんが、私に突然「あっちいって」って言ったんだよ!

だから、●●ちゃんは、本当は、あなたと仲良くしたいんだよ。気にしなくていいよ。

だから!ママ!●●ちゃんが、私に突然「あっちいって」って言ったんだよ!

・・・そうか・・・嫌だったね、怒りたかったね。

ママー❤️お腹すいたー、おやつ何?

これは、本当に忘れられない体験でした。

子どもが学校で嫌な思いをした時、親は、子どもに共感を十分与える前に、「気にしないでいい」「こう考えればいい」と、アドバイスをしようとしてしまいます。

ですが、必要なのは、アドバイスではなくて共感なのです。

さて、今回は、不登校解決のための心の改革として、子どもたちの心に向かい合う方法を書いてきました。

前回の構造改革と違って、構造的なものではありませんから、状況によって親の立ち振る舞いは変わりますし、明確な1つの答えがあるわけではありません。

心の改革は、正直、親の人間力やコミュ力が問われます。

不登校の真っ最中は、親も本当に辛いです。

ですが、立ち止まって自分自身の人生を棚卸することができたら、ここから親子関係もますますよくなります。

母と娘
ますます良くなる親子関係

前回の投稿で書いたように、子どもが不登校だからといって、子育てを間違っていたわけではありません。

実際には、こうやって子どもに関わっていくことが、子育てなのです。

お子さんの不登校で悩んでいる皆さん、皆さんは、今、しっかりと子育てをしているのです。

むしろ、今のうちに、この課題が出てきて良かったとも言えます。

人生という長いスパンで物事を捉え、視野を広く持ちましょう。

このサイトでは引き続き、我が家の不登校からの復活について書いていきます。

☝︎今回のまとめ

  • 心の改革とは、本人の感情や理解など内的なことで、明確な答えはなく、親の共感力や人生の棚卸しが必要
  • 問題を解決すべきというより、ただプロセスしていくことが大切
  • コミュニケーションや心理について本格的に学ぶことも役に立つ
  • 誰かを嫌いになる自我の強さは、本人の守りになる
  • 子どもは1人では自分の気持ちを整理できないので、大人とのコミュニケーションで気持ちを整理して、意志を明確にさせる
  • 日頃から子どもたちと本音で話し合ええるような関係を作っておく
  • 学校で問題が起きたら、すぐに学校に連絡するのが、親の基本姿勢
  • 子どもにはアドバイスではなく共感が必要
  • 不登校は悪いことじゃない、子どもの問題に関わることこそ、子育て!
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