現在、小・中・高の子育てをしているくま子です。
“こんな時代の3人育児”というサブタイトル通り、今の時代の3人育児は、決して平坦な道のりではありません。
我が家の3匹の子ぐまたちは、不登校、学校問題、少年野球問題、中学受験、高校受験とあれこれ通過してきました。
そのどれもが、真っ只中にあるときは、とても過酷でしたし、現在進行形で、まだまだここから続きます。
このサイトでは、同じく育児のただ中にある皆さんに向けて、現場からの育児情報を提供していくことで、情報を見極める目を皆さんと一緒に育てていきたいと思っています!
中学不登校→高校特進クラス
現在高校生、国公立や早慶、GMARCHを目指す特進クラスに在籍している第1子の子ぐま1は、中学時代に不登校を経験しました。
原因は荒れた学校環境や教師の問題に巻き込まれてしまったことにありました。
高校に入学し、子ぐま1はメキメキと復活。
途中で特進クラスへ編入試験も受けて、2倍の確率で合格。
今は、部活の部長という役割とともに、大学受験に向けて頑張っています。
野球少年→国立中
野球やサッカーなどを真剣にスポ少でやってる場合、受験勉強との両立は、物理的に難しくなります。
たまに、SAPIXの受験記でも、野球と受験を両立して合格した話がありますが、それってどんなチームで、どんなポジションだったの?とちょっと疑問です。
6年生で選手として重要なポジションについていると、週末に塾に行くから試合を休むなんて、正直、言い出すことはできません。
もちろん、ゆるいチームで、指導者が勝ちにいきたいと思ってるわけじゃなければ、受験との両立は可能かもしれません。
ですが、市や県の上位層のチームに所属していると、そうもいきません。
スポーツ経験がないくま家は全く無知だったのですが、受験と同じようにスポーツもかなり激しいアスリート教育があって、一生懸命な親がいます。
市の上位層の少年チームから、中学生の強豪シニアチームへと、受験のように挑んでいくわけです。
サッカーでも野球でも同じだと思いますが、私立の強豪高校にスポーツ推薦で入ることが、1つの目標になっているんですね。
少年野球にもアスリート教育にも、全く無知だったオタク夫婦のくま家。
地元のチームに誘われるがままに所属しただけなのに、そこにはアスリート教育に熱心な親たちがいて、チームも市の上位層でした。
そして、なぜか子ぐま2は重要なポジションもいただいてしまい、ありがたい気持ち半分、困った気持ち半分で、受験するなんて言い出せない状態になってしまいました(涙)。
本人も野球は最後までやりたいということで、考え抜いた結果、大手の個別塾に通い、なんとか第一志望の国立中学校に合格できました。
SAPIX偏差値46→65
姉、兄の怒涛の流れを見てきた子ぐま3は、三姉弟の中で、もっとも安定したタイプ。
親も上の子での子育て経験のおかげで、早めから準備ができたので、地域のスポ少には所属させず、スポーツは習い事だけさせました。
サッカー、水泳、体操、テニスを、一通り経験させてきました。
もちろん、もしどれかに熱中するのなら、応援するつもりでした。
ですが、子ぐま3は、どれもそこそこ楽しむけれど、熱中することはありませんでした。
そこで、スポーツの習い事は4年生までで辞めて、上の子たちよりも早くから勉強をさせることにしました。
2年生からZ会で基礎力をつけつつ、3年生の終わりからSAPIXに入り、この1年間で偏差値が46から65へとアップ。
今は「やればできる!」という前向きな気持ちで、志望校を目指して、日々勉強を頑張っています。
子育てでやっててよかったこと
色々あったくま家ですが、ここまでで1つだけ、やっててよかったと思うことは、ズバリ、ゲームを遠ざけることです。
ありきたりのことに思えるかもしれませんが、実は、子どものゲームをコントロールするのって、結構難しいです。
ある日突然できることでなく、小さい頃からの子どもとの関わりや、親自身の在り方が、かなり影響します。
実は、くま家の父、くま男は、そもそも子ども時代から大のゲーム好き。
今も、ゲーム業界に近いところで仕事をしています(爆)。
とうわけで、我が家には、プレステもスイッチもあるのです。
こんなくま家が、ゲームを遠ざけることができているのですから、実は、どの家庭でも本来はできることだと思います。
今は、父・くま男が、自分もゲームをやめて、子どものゲームをコントロールしている現状。
基本的に、子ぐまたちがゲームをできるのは、週末に1時間だけで、平日はゲームはしていません。
ちなみに、携帯ゲームは禁止です。
際限がなくなって、どこまでものめり込んでしまうからです。
なぜゲームをコントロールするのか
「ゲームって、そんなに悪いの?」「ゲームしないと友達とも遊べなくない?」って、思う人も多いかもしれません。
確かに、ゲームそのものが悪いわけじゃないんですよね。
ギフテッドみたいな子たちは、普段は適当にゲームもやってるのに、模試の結果だけは飛び抜けているとも聞いたことがあります。
ですから、これはあくまでも凡人の我が家の子ぐまたちの話です。
くま家が、ゲームを遠ざけているのは、科学的根拠があります。
ゲームを遠ざける科学的根拠
ゲームはとても刺激が強く、誰もが惹かれるように作られています。
ゲームで課金してゲーム会社が儲かる仕組みが成り立っているのは、人のドーパミンを煽るシステムを利用しているからです。
脳の獲得ホルモン、ドーパミンが放出されると、次から次に追い求めるようにゲームを欲してしまうんですね。
以下の2冊の書籍は、どんな風にドーパミンが私たちの毎日を支配しているのか、脳科学の分野から解説されています。
一般向けの書籍ですから、とてもわかりやすくて、面白かったです。
子育てにもとても役に立ちます。
やめられないのはゲームが面白いからじゃない!?
さて、ドーパミンの話を知れば、ゲームが面白いというよりも、脳が生理的にゲームを欲してしまっているということがわかります。
つまり、ゲーム依存がひどい場合、もはや自分の意志でゲームを選んでいるというよりも、体が反応してしまっているわけなんです。
子どもがゲームに操られてしまっていたら、専門家の力を借りて、ゲーム依存をやめていくことをお勧めします。
そもそも、そんなにもドーパミンを放出する必要があることにこそ、問題があるはずなんです。
空想の世界でドーパミンを出し続けて、快楽を得たい状態。
それって、逃げたい現実があるからかも知れません。
YouTubeは危険!?
YouTubeは、現代人にとってはなくてはならないもの。
有益な情報もたくさんあって、YouTubeの恩恵はたくさんあります。
だけど、上に説明したように、ドーパミンの過剰放出という意味では、YouTubeも同じです。
我が家では、普段はYouTubeを観ていません。
高校生はさすがに学校でも使うので、学校から勧められたものを見ることはあります。
ですが、リビングではYouTubeはロックされているので、大人と一緒に見るコンテンツ以外は、子どもたちは見ることはできません。
お子さんがYouTubeを見続けているのは、大体は、YouTubeに子守をさせていたら、子どもがおとなしくなるという大人側の理由によります。
我が家も、子どもたちが小さくて、くま子がワンオペだった時は、テレビをつけていることで、なんとか夕食の用意や片付けができていました。
ですから、育児で誰の助けもない時に、ゲームやYouTubeが使えないというのは、親にとっても正直難しいかもしれません。
少年野球の親の中には、週末にゲームやYouTube漬けになるくらいなら、スポーツに熱中させていたいという親もいました。
その気持ちもよくわかります。
それくらい、子どもを強制的にゲームやYouTubeから離さないと、なかなかコントロールは難しいものです。
ゲームとYouTubeをコントロールする方法
すでにドーパミンの快楽を覚えてしまっている状態で、急にゲームやYouTubeを取り上げるのは難しいです。
急に禁止すると、大体の子どもは、怒り狂って、暴れます。
だから、困って、親も許してしまうんです。
ゲームやYouTubeがやめられないのは、子どもの意志や感情ではなくて、もはや生理的反応なんです。
ですから、コミュニケーションをとりながら、ゲームの時間を制限したり、別の選択を提示してみることをお勧めします。
ご褒美制の効果的なやり方
時にはご褒美制にして、この本を読んだら、ゲームの時間を30分増やしてあげるとか、お小遣いを増やしてあげるなども、効果的です。
ちなみに、子ぐま3は小4の時、SAPIXの小テストで100点が1こあったら、月のお小遣いを10円アップするというゲーム感覚のご褒美制を取り入れていました。
週2回の塾で、1回につき3科目の小テストがありますから、1週間で6回の小テストを受けます。
もし週に3回でも100点が取れたら、1週間で30円アップ、それを4週繰り返したら、月に120円アップです。
ちなみに、我が家の小学生のお小遣いは月600円。
ご褒美制で、120円アップしたら、720円がもらえるんです。
これは、小学生にとっては結構やりがいのあるゲームです!
シビアな経済感覚のくま家だけでしょうか(笑)。
ちなみに、このゲームは、しばらく繰り返したら、また、最初の金額に戻ってしまうので、また600円からスタートとになります(笑)。
こぐま会教材、提携サピックスピグマの「幼児通信教育モコモコゼミ」
刺激の危険性
くま家の子どもたちは、現在、こんな状況です。
子ぐま1:中学不登校→高校特進クラス→大学一般受験
子ぐま2:野球小僧→国立中→難関高校受験
子ぐま3:SAPIX偏差値46→65
子ぐま1は、実は、中学時代に不登校を経験しています。
これについても、今後じっくり書いていきたいのですが、ここでの失敗の1つは、当時、アニメとイラスト投稿アプリにのめり込んでしまったことにありました。
今のアニメは、昔よりも暴力が当たり前のように出てきて、刺激は強いです。
この刺激と日々繰り返すイラストや漫画投稿アプリを使っていたことで、本人がその刺激にのめり込んでしまったことが、心と体のバランスを崩す原因となりました。
アンチコメントが入ったり、称賛コメントが入ったり、毎日ドキドキワクワクが過剰にあることが、心と体が不安定な、当時中学生の子ぐま1のバランスを崩すことになりました。
少しずつそれらをやめていったことで、学校に行く前に頭痛や腹痛がするということも減っていきました。
やる気や興味を勉強に向ける方法
3匹の子ぐまたちは、基本的には、ゲームが好きです。
上に書いたように、完全にゲームを禁止しているわけではなく、週末に1時間は許可しています。
子ぐま1は、大学受験に勤しむ女子高生ですから、さすがに週末にゲームをしたいという衝動はないようですが、それは、小、中までにゲームとYouTubeをある程度コントロールしてきたからだと思います。
子ぐま1の友達の中には、女子高生でもゲームにのめり込んでいる友人は結構いるようです。
ここまでお伝えしてきたように、これは、もはや意志の問題ではなく、脳の生理的現象ですから、よほどの決意がない限り、自分でコントロールするのは難しくなってしまいます。
さて、中学生の子ぐま2や、小学生の子ぐま3は、家では読書をしたり、理科辞典を読んだり、それ以外の社会の資料集などを読んで過ごしています。
「ゲームを平日に家ではしない」「週末も1時間だけテレビでする」という生活ですので、興味は読書や勉強にすんなりと向かっていけます。
正直、ゲームやYouTubeにはまっていたら、子ぐまたちは勉強への興味を失っていたかもしれません。
どう考えても、ゲームの方が刺激が多く、面白いので、脳は読書や勉強というシンプルなことに、興味を持てなくなってしまうのは当たり前のこと。
勉強に興味を向けるために、ゲーム、YouTubeなどの刺激を避けることが、凡人の子どもの教育には大切なことだと感じています。
自宅学習の機会は、お子さんの自信も育てますし、ゲームやYouTube中毒を止めるきっかけにもなります。勉強って楽しいって思える教材を選んでくださいね!塾に通わず自宅で学習!自分のペースで学習できる!【すらら】は、無理なく学習に取り組める無学年式の学習教材です。
☝︎今回のまとめ
- 親が情報を見極める目を持つことが大切
- アスリート教育も独特の道があって、知らずに軽い気持ちでスポ少に入ると、うっかり家庭の方針と違う方向に行く場合があるので注意
- ゲームとYouTubeはドーパミンを煽る仕組みができている。
- ゲームやYouTubeがやめられないのは本人の意志ではなく脳の生理現象
- 刺激の強さに慣れさせてしまうと、勉強に集中できないので、ゲームやYouTubeはなるべく遠ざける